『八畳石っていうのがあるんですが、
白隠さんの伝説があって…
行って見ませんか?』
休場遺跡を、後にして
リリーさんがこんな提案をした。
今思えば
この時、完全にはめられていたのだ。
もちろん
リリーさんがはめたのではない。
彼女もまた
何者かにはめられていたのだ、と
今は思う。
わたしたち、三人を
はめたのは、誰か?
わたしは、この神の宿るところに違いない石に
導いたのは
巨大な法螺貝、もしくは龍なのだと思う。
『八畳石』
リリーさんの案内で
こちらに到着する。
おおお!
『三つ石』とも呼ばれていたそうだ。
導かれた、と言い換えても良いんだけど
わたし的には、
やはり
『やられた〜〜!!!』
の方がしっくり来たりするのです。
なかなか全体像が伝わらないので
こちらをぜひ ご覧ください。
『八畳石(はちじょういし)。別名:三つ石(みついし。3つに割れているため。)。
場所:静岡県沼津市柳沢。国道1号線「大塚」交差点の北、約3km。東名高速道路の高架を潜ると、「赤野観音」の案内板があるが、そちらに行かずに直進、すぐ。駐車スペースあり。
「八畳石」は、寛永12年(1635年)の洪水により東方の山腹から転落してきたとされる巨大な安山岩で、石の高さは約3m。上面は平らになっていて、約50㎡の広さがあるらしい(ということは、江戸間換算で約32畳分にもなる。)。この付近は「赤野観音」(「赤野山 広大寺」)の霊地で、臨済宗中興の祖である白隠禅師(1686~1768年)が少年時代の頃、この石の上で修行したと伝えられている。白隠禅師は現・沼津市原の生まれで、地元の偉人である。白隠禅師が本当にこの石の上で修行したのかどうかはわからないが、その後、多くの雲水がここで座禅を組んだことは確からしい。』
場所:静岡県沼津市柳沢。国道1号線「大塚」交差点の北、約3km。東名高速道路の高架を潜ると、「赤野観音」の案内板があるが、そちらに行かずに直進、すぐ。駐車スペースあり。
「八畳石」は、寛永12年(1635年)の洪水により東方の山腹から転落してきたとされる巨大な安山岩で、石の高さは約3m。上面は平らになっていて、約50㎡の広さがあるらしい(ということは、江戸間換算で約32畳分にもなる。)。この付近は「赤野観音」(「赤野山 広大寺」)の霊地で、臨済宗中興の祖である白隠禅師(1686~1768年)が少年時代の頃、この石の上で修行したと伝えられている。白隠禅師は現・沼津市原の生まれで、地元の偉人である。白隠禅師が本当にこの石の上で修行したのかどうかはわからないが、その後、多くの雲水がここで座禅を組んだことは確からしい。』
赤野観音(あけの、と読むらしい)のことは
三嶋探検隊のとき、くみちゃんから伺ったような。
やはり“ア”ですよね、といったくみちゃんの言葉が
妙に引っかかる。
そのあたりに、この場所の秘密があるに違いないのだ。
そうして
時計回りにこの石を進んでいくと
とんでもない構造になっているこに気がつく。
耳のような?
法螺貝のような
螺旋の構造がこの石の中心に向かってあるのだ!
叫ぶわたしに
スゴイでしょ?
と
リリーちゃんはほくそ笑む。
先程のブログさんからの引用です。
『ところで、この石の裏側には、直径約2mもの丸い大きな穴が開いている。これは、この石に棲んでいた法螺貝(ホラガイ)が抜け出した穴だといわれている。伝承によれば、昔、この石に巨大な法螺貝が棲みつき、食物を探して村に下りてきては畑を荒らしていた。ある夜、大嵐が来て、激しい雷雨となった明くる朝、村人が見てみると、この石から海に向かって一筋の跡が付いていた。村人は、法螺貝が自ら風雨を起こして、海に入ったのだろうと噂したという。
実は、巨岩から法螺貝が抜け出るという話は、他の場所にもあって、例えば、愛知県岡崎市の「真福寺」境内の崖にも法螺貝穴があるらしい。いろいろな奇談集を読むと、石の中に竜が棲んでいて、風雨や雷鳴を伴って石から抜け出て昇天するという話がよく出てくる。民俗学的には、法螺貝が石から抜け出るというのは、これと同じで、法螺貝は竜(=水神)と同類とみなされていたことを示すらしい。竜でなく、法螺貝というのは、穴が渦巻状であることはもちろんだが、どうやら修験者(山伏)の持つ法螺貝のイメージが関わっているらしく、この説話の伝承に修験者が関係していたことが考えられる。
因みに、この「八畳石」はどうやら、山腹から転げ落ちてきた後、しばらく川底にあって水流で丸く抉られ、それが土石流で更に下流に流された際に裏返しになったのではないか、とも推測されている。
ところで、近くにある「赤野観音堂」であるが、本尊の十一面観音像は行基作と伝わる(実際には11世紀頃の作らしい。)。元々の地名を「阿気野」といい、「文徳実録」に記載がある「阿氣大神」を祀った(859年?)ところという。今も「阿氣神社」なるものが残っていれば式外社ということになるが、残念ながら廃絶してしまったようだ。「赤野観音」は元々「阿氣大神」の本地仏だったと伝わっているとのこと。』
実は、巨岩から法螺貝が抜け出るという話は、他の場所にもあって、例えば、愛知県岡崎市の「真福寺」境内の崖にも法螺貝穴があるらしい。いろいろな奇談集を読むと、石の中に竜が棲んでいて、風雨や雷鳴を伴って石から抜け出て昇天するという話がよく出てくる。民俗学的には、法螺貝が石から抜け出るというのは、これと同じで、法螺貝は竜(=水神)と同類とみなされていたことを示すらしい。竜でなく、法螺貝というのは、穴が渦巻状であることはもちろんだが、どうやら修験者(山伏)の持つ法螺貝のイメージが関わっているらしく、この説話の伝承に修験者が関係していたことが考えられる。
因みに、この「八畳石」はどうやら、山腹から転げ落ちてきた後、しばらく川底にあって水流で丸く抉られ、それが土石流で更に下流に流された際に裏返しになったのではないか、とも推測されている。
ところで、近くにある「赤野観音堂」であるが、本尊の十一面観音像は行基作と伝わる(実際には11世紀頃の作らしい。)。元々の地名を「阿気野」といい、「文徳実録」に記載がある「阿氣大神」を祀った(859年?)ところという。今も「阿氣神社」なるものが残っていれば式外社ということになるが、残念ながら廃絶してしまったようだ。「赤野観音」は元々「阿氣大神」の本地仏だったと伝わっているとのこと。』
おおお!
やはり、赤野観音は、『阿氣大神』
ア族の匂いがプンプンするぞ!
耳(法螺貝?)の中に入って見た。
気持ちイイ!
落ち着く‼︎
わたしのスマホで
リリーさんが撮ってくれた。
なあに?この光!
わたしのと全然違う〜。
やはり
ここは神の宿るところなのだ。
アシタカは
水の山だと思ったら
巨石ゴロゴロの
ものすごいエネルギーの場でもあった。
山全体が
もしかしたら
振動しているのかも知れないね。
ここは、まさしく
龍の住処でもあるかも知れない。
10万年も、眠っている、龍の。