今日は、図書館へ行った。
わたしは忍野村に引っ越しても
なお
12年も住んでいた、富士河口湖町の図書館が好きなのだ。
そこには
特別の、アヤシイ『富士山学』の小部屋が存在する。
さて、
おおお〜〜
やっぱりあった!
『アイヌ語だった やまなし』
(甲斐史論考14編)
斎藤 芳弘 著
いけるわ〜〜!
『ヤム ニウシ
即ち
栗の木の茂る処
山梨の語源なり』
『山があってもやまなし県!』
とか
山梨の語源は
山梨(梨の原種)が生えているからだ
などと、
その語源の由来は様々なのだけど。
山梨(ヤマナシ)
これは、梨の原種であり
山には普通に生えていて
なんと、なんと
リンゴの花にも似ていて
秋には、梨を小さくして
まったく苦くしたような実が成るのだ。
わたしはこの木の花を
生まれて初めて『山梨県』でみたので
『さもありなん』
と思ってもいたんだけど。
今日の本に出会ったのは
まさに『めっけもの』であったのだと思う。
『ヤム ニウシ
即ち
栗の木の茂る処
山梨の語源なり』
アイヌにシンパシーを感じるわたしは
ここで、小躍りだ。
『本当だった?湖水伝説』
幻の『甲斐風土記』の国生み物語か
とのタイトル。
国を拓いた神々
“倭は 国のまほろば
たたなづく 青垣
山隠れる 倭し 美し”
という
倭建命(ヤマトタケルノミコト)の辞世の歌が
綴られる。
えええええ〜〜!!!
そうなの???
『“まほろば”とは‘もっとも優れた所”の意味であり、死に臨んだ皇子が、連なる青垣山に囲まれた『ふるさと飛鳥』を思う歌である。』
ふうむ…
そこまではわかるような気がするんだけど。
なかなか
『やまなし=アイヌ語』に結びつかないぞ。
さらには
湖水伝説(甲斐の盆地はかつては甲斐湖という湖だった)の話。
ここに
どう考えても、ヤマト民族の名とは思えない
『ウサベラー』なるものが登場し
天津彦日子穂穂手見命の末裔、『向山土本毘古王』なる王を甲斐盆地に案内して
甲斐盆地の開拓に貢献する。
神話として、面白いと思うのは
甲斐名山(愛宕山)山頂に
石川県の白山から
『菊理比売命』を祀り
盆地を切り開く工事成功の祈願をした
という記述かもしれない。
『向山土本毘古王』の墓と言い伝えられている
『天神山古墳』
『むこやま 土木(どぼく)ひこ』
だなんて
絶対、おかしな名前だよねえ。
ずっとそう言い続けているわたしなのだけど
甲府盆地を中心に
『向山(むこやま)さん』という苗字の方は
多数、存在するのだ。
それらの方々が
豊玉姫命と結婚した
『天津彦日子穂穂手見命』の末裔だということなのかしら???
ここでもう少しツッコミたいのですが…
長くなってしまったので
このお話は、後日にて。
ゴメンナサイ。
また、明日。