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Channel: トヨタマヒメ富士日記
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山中湖(宇宙湖)の ヤマトタケル&オトタチバナヒメ

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まあ、連日
山中湖へ行ってる感じなんですが

今日はなんだか久しぶりに
この湖と向かい合った。

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まるで
白龍のような
雲…

不思議な風景だった。



山中湖
といえば…


諏訪神社(諏訪明神)の豊玉毘賣(トヨタマヒメ)が有名なんだけど
それは、『白龍』の姿をとる、とされている。

だけど
山中湖の伝説には
もう一つの姫あり。

それは
『弟橘姫(オトタチバナヒメ)』

こちらも、
白龍伝説と結びつく。

何故だか
ヤマトタケルとオトタチバナヒメの
哀しい話が
ここ、山中湖にも伝わっているのだ。

(かなり長いけど.こちらからの転載です。)

『勝利のうちに帰途につくヤマトタケルであったが、最愛の妃を失って足取りは重かった。小田原から足柄山を経て、甲斐相模の国境い明神峠に至ると、目の前には山中湖の湖水が見え、相模をあとにすることになる。湖水の水は妃を奪った東 京湾の海を思い出させた。もう一度ひと目でよいから会いたいと思うと、豪勇の軍神ヤマトタケルといえども、万感胸に迫まり、目に涙があふれでくるのを止めることができなかった。

と、どうしたことであろう。明神峠にむら雲がわきあがり、雲を裂いて白龍が姿を現わした。見れば白龍にはかた時として忘れることのできない弟橘姫が乗っているではないか。姫を乗せた白龍は、まっすぐにヤマトタケルの方に向って天を駆け、頭上を通過して行った。乗っていた弟橘姫はヤマトタケルをじっとみつめながらにこやかに微笑み、手をさしのべ、身を乗り出していたが頭上を通過すると悲しげな顔をうかベ振りかえりながら手を振るのであった。私を追って下さいとも思え、これが見おさめです永の別れですと告げるようにも見える姫の姿を見ると、もう一度あいたい、ほんのちょっとでいいからもう一度手を触れたいという思いに馳られて、ヤマトタケルは白龍を、いや、弟橘姫を追っていたのであった。

 だが白龍は、追うヤマトタケルをぐんぐんと離し、山中湖に至ると急に空をかけくだって大きな水しぶきをあげて湖水に入り、真一文字に湖水を分けて山中明神に向かって泳いでいたが、次第に小さくなりやがて視界から消えた。 ヤマトタケルは落胆したが、ともかくひと目あえたことで気をとり直し、追って来た弟橘姫をこれ以上苦しめてはいけない、富士のふもとのこの静かな湖が安らぎの地となるようにと、社を建てて妃を祀り、山中明神と名付けた。 

 以後、山中明神の祭礼では、みたま移しの時刻には必ず明神峠から雲がわき、白龍が湖水を渡るといって、しばらくの間湖水が二つに分かれると言い伝えられている。』


 

ふーむ

どういうことなのだろう。

豊玉姫(トヨタマヒメ)=
弟橘姫(オトタチバナヒメ)
となる根拠はどこにあるのかしら???


豊玉姫は、龍神のムスメなのだから
白龍の姿をとるのはわかるとして

なぜ?
弟橘姫が白龍に???


まあ、伝説というものは
そんなものなのだろうが

わたしは伝説の中から
ひと雫の真実があるような気がしてならない。


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(相模國の走水から入水する弟橘姫)

海から産まれた
龍宮の姫である『豊玉姫』

海に帰って行った
『弟橘姫』

いずれも
波という白龍に抱かれて…,


神話の中では
年代の異なる二人の姫は

同一の魂たったとしても
おかしくはないなあ…


宇宙湖(うつのうみ)=山中湖
ハラミヤマ=富士山


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打ち寄せる
波を見ていたら


心にも
何かが満ちてきた。



3月26日。



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