数日前のことだ。
いつものわんこ散歩道が
通行止めになっており
チェーンソウの音が聞こえる。
散歩道の中でも
一番わたしの好きな
三ツ木川沿いの土手。
この両側の樹木がすべて伐採されていた。
そこには
わたしが毎年楽しみにしている
栗の木もあったけど
朝の散歩のときには
木々の間から
朝日が昇って来た。
川沿いの木々を
なんのために伐採する必要があるのだろうか?
わたしにはわからない。
毎日のように
木々はわたしに話しかけてきてくれたように思う。
根元近くで切られてしまったその株を見ても
すでになんの木だったのか
思い出せないでいる。
ケヤキ
ミツバウツギ
マユミ
クリの木
それに絡まっていた
アケビや、
ツルウメモドキ
スイカヅラ…
それらの命はどこへ行ってしまったのか
巨木には
天のエネルギーと
地のエネルギーをつなぐ
役割があるのだという。
『樹木たちはこう語る』
という本の紹介をしたことがある。
2013年1月24日の記事
巨木だけではなく
若い木だって
自然の中では大切な仲間たち。
光合成をして酸素を夏の間放出してくれるし
秋になり、役目を終えたたくさんの落ち葉は
土壌を豊かにしてくれるし
野鳥や動物たちや虫たちちとっても
すみかであり、レストランでもあるのだから。
夕方の散歩は
この時期は、すでに帳が降りてしまう。
この川をどのような姿に変えてしまうのかしら。
雲があって
お月さまは見えないけれど
生きとし生けるものたちのために祈ろう。