わたしくらい
田舎暮らしに憧れていた人は
いるのかしら?
そう、思っていたけど
こちらで出会った人の中で
移住して来たひとは
みな、同じように
自然の中で暮らすことに
恋い焦がれていた人達ばかりでした。
富士山に恋して来たひともいれば、
わたしのように、漠然とした
自然の中で暮らしたい、と思っていたひともいる。
地元に生まれ、育ち
富士山の霊性を深く感じていたひともいました。
さまざまな出会いを経て、
15年経ちました。
毎年、7月5日になると
初めての夜を思い出します。
ワクワクと、ドキドキと、不安と。
きっとみんな
そうなのだろうな。
人生をチェンジするって
ステキな冒険だよ。
台風3号が去ったあとの富士山北麓地方は
今日は、小学生を連れて
足和田山に登ります。
下見のときのようす。
あの時に比べたら
なんという、この眺め!
そして、広がる樹海の広大さよ。
紅葉台からのおやまは完全なる、夏山となっていた。
15年前と同じ。
雪のない富士山て、見慣れなかった初めてのシーズン。
今は、写真を見ただけで
どこからのいつの富士山か
だいたいわかるようになった。
夕方でツアーは終了して
山中湖に預けてた、ワンコを迎えに行く。
飼い主が海外に行ってるために
やはり預けられた
ゴンタがいる。
わたしを見ると笑顔になる。
飼い主の思惑など
知ったこっちゃないみたい。
ももに恋する小太郎とは
完全なる三角関係で…
まあ、良い。
老齢となっていくゴンタ。
富士山の懐は深くって
生きとしいけるものを
抱きしめ、活かしてくれているようだ。
不思議な雲が登り立つ。
雄大な空の雲たち。
無事に
15年経ちました。
様々な存在に
ありがとう
ありがとう
ありがとうございます。