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Channel: トヨタマヒメ富士日記
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水無月〜 ⑧黒曜石の鏃(やじり)

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国道139号線の抜け道として

よく利用していたのが
あの
『魔王天神社』の前を通る村道だった。

そのルートに
流れ菊水紋と
鳳凰が台座に刻まれた
双体道祖神が佇んでいた話が
おとといの記事。

ところが
さらに、さらに
その、ルート上から
なんと
縄文時代の黒曜石の鏃(やじり)が
発見されたのだという。



鳴沢村字(あざ)地蔵前から、昭和五十五年八月、深さ2mの有機物包含土層の中から、黒曜石でできた縄文時代の鏃(やじり)が発掘されて、人々の興味をひいた。

石鏃を発掘したところの近くに萬霊塔の仏塔が立ててあるのが、富士山の噴火と何か因縁めいたことを思い起こさせる。』
(万葉の里 鳴沢への想い、より)

{5B337420-6F1F-4AD0-8716-BFC06BF31AE1:01}
(画像はお借りしました。)

『萬霊塔』なるものが
発掘現場のすぐそばにあるのだという。

おとといは、まず
その萬霊塔とやらを探してみた。

普通に走っていたら

かなり大きなそれは
目立つものであったのに
よくここの前を通るのに
いつも通り過ぎていたのだった。

{C56BFE59-ABD7-4EB8-8A30-C9AE64C7B066:01}

ここが不思議な土地であるのは
やはり
縄文
弥生
古墳時代とそのあとに続く仏教伝来の時代が
いく層にも連綿と重なっていることにある。

わたしが、この黒曜石の鏃の謎を追っていた日、
彼は、北海道に帰っていて
摩周湖の画像を送ってくれた。

{38633D76-AC40-4E6C-9864-248FCD791534:01}

世界で一番透明度が高かった時代もある、という
摩周湖。
(現在のNo.1は、バイカル湖だという)

このことにも不思議な符号を感じたんだけど

摩周湖からみた雄阿寒岳は
なんとなく、富士山に似ている、

{9515762A-86FE-40FE-94A9-8BAAC9BFA483:01}

(画像はお借りしました)


鳴沢村には
『ジラゴンノ』という
カタカナの地名があるけど

昔は、このあたりには
富士アイヌと呼ばれる人たちがいて、
この地名もアイヌ語だという
まことしやかな話まであって。

真意のほどはわからないけど

フジとエゾのつながりを
感じさせる一幕だ。


鳴沢村で発見された、石鏃は
どこにあるのだろうか?

いつか、会いに行ってみたい。

















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