昼と夜の長さが
ほぼ同じというこの日
陽光は煌めいて
たくさんの命を輝かせていた。
たくさんの稚樹の芽生え、
苔生して
これは朽ちた木の根っこ。
くちばしみたいに見えるのは
ツガサルノコシカケというきのこ。
木と苔の饗宴、
苔、苔、苔。
逞しく生きる。
わたしは命の躍動感を感じながら歩く。
なんなのだろうか。
死を見ているのか。
ここでは
生と死は
隣り合わせだ。
芽生えるもの
朽ちるもの
それはどこでもある風景には違いないのだけど。
今日の写真家のインスタグラムを見て
わたしは感嘆した。
徹底的に
この森の闇を切り取っていた。
生と死は
隣り合わせ。
光と闇も
また。