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Channel: トヨタマヒメ富士日記
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陰陽の森 (春分節) その一『生と死』

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光と影、

昼と夜、

生と死、

そうなんだ、
だから

この日はこの森へ。


『Jyukai』をテーマとして
昨年から作品撮りをしている
報道写真家のT氏を
青木ヶ原樹海に案内する。

三回目となる
T氏のご案内。

ガイド仲間のAさんとコンビを組むのも
三回目。


この日の十時に
意識合わせをしましょうね、
チーム・フジザクラの有志と
そう言っていた、その時間

まさに
光と影の場所に
わたしはいた。

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樹海のひかり、

わたしは何度でも
ひかりの部分を撮る。

しかし
T氏が撮っていたのは、
前回の下見で私たちが発見していた
打ち捨てられたテント。

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まさに
光と影。


さらに
さらに

奥深くへと

入って行く。

だけれども


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奇妙なオブジェと化した
自然の造形の素晴らしさ

{194AE7B1-6280-4364-BCD6-14275C75EFD9:01}

クネクネ這い回る根っこ、


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地面に散乱する
生の証、

{06A9FB2B-2771-4B19-BAFD-D30A5078F3B8:01}

岩を摑む木の生命力


{116653B7-9889-480D-ACF7-B8EB15313D49:01}

クチクラ層のひかり


{C35DE279-B102-468F-AD4B-4D4DC799C55F:01}

アルファベットAのように盛り上がる
ヒノキの根っこ、


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生と死の痕跡を求めて
森の奥深く
深く
入って行く
T氏と通訳のYさん、

この森の何が
彼らを駆り立てるのだろう。

そして
わたしたちを。












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