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満月 シリウスたちの〜⑤“首”の和合

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またまた、空いてしまったけど

満月、2月11日のお話の続きです。


今からおよそ七百年前に
雛鶴姫は
鎌倉で命をたった
後醍醐天皇の皇子“大塔宮護良親王の
御首級(みしるし)を持って

ここ、津久井の青山にたどり着いた。

光明寺の御住職に親切にしていただいた
雛鶴姫一行は
京都を目指していたのだと『太平記』では伝えているのだけど

ある信頼出来る筋のお話では
『富士山北麓の明見村』を目指していたのだと。

もう、これは
因縁と言わずして
なんと言おうか。

逆走して
富士山北麓から
この地を訪れた五名と
津久井の青野原に住むmioさん。

合わせて六名は
無事に、光明寺(現在は光明禅寺)を後にする。


時間はお昼を回っていた。

mioさんにランチのお店をお任せしたら
『藤野』のお店に連れて行ってくださるとのこと。

雪のため
山道を通らずに
相模湖回りで向かう。

途中に
石老山』の看板が‼

うわわわ!

飯綱権現さまでしょ!

行きたーい!

登山は無理でも
下からちょこっとご挨拶したーい!

高尾山を諦めたのは今年の1月21日のことだった。
飯綱権現さまやーい!
ブログ記事にてコメントくださった方がいらして
相模にも、石老山なるすごい場所があることを教えていただいた。

検索したら
絶対に行きたーい!となり

ときどきコメントくださる
『コトリノキ さちよさん』のブログ


ほらね!
ステキそうでしょ!


しかしこの日は
結論から言うと
時間が無くなり、この道を戻ることはなかった。

暖かくなったら
また連れていって頂こうっと!


相模湖のほど近く
連れていって頂いた
ステキなオーガニックレストランにあったのは


{213F6481-364F-4B3F-AF56-C8C71D17F8F0:01}

一枚だけ大きな現代アートがあり

なんと
カラス天狗???



レストランの天井も
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なにやら、トリっぽいわ…


頂いた
カラダに優しい
サラダランチプレート。

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{ED27690A-2961-48F0-88E4-384552F096E7:01}

デザートまで…


至福の時間を過ごしていたときに

mioさんがいきなり取り出したのは…


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『御首神社(みくびじんじゃ)』の
絵馬!

御首神社

伝承によれば、今から約千年前桓武天皇第六代皇胤平将門は、時の朝廷の政策に憤りを覚え乱(承平天慶の乱)を起こした。しかし藤原秀郷・平貞盛等に鎮められ、平将門は捕えられ首を討たれた。その首は京都に送られさらし首となったが、故郷恋しさのあまり獄門を抜け出し関東へ戻ろうと飛び立った。

この異変を知り、美濃国南宮大社では、平将門の首が関東に戻ることにより再び乱の起こることを恐れ祈願したところ、神社に座す隼人神が矢をつがへ東に飛びゆく平将門の首を射落とした(その時、隼人神の射た神矢が飛んでいった道筋を矢の通った道であるとして、現在の大垣市矢道町がある)。

この首が落ちた荒尾の地に平将門を神として崇め祀ることによって再びその首が、関東に戻らぬようその怒りを鎮め霊を慰めるために創建されたと言われる。


えええええ?
いきなり

“首”ですか?


いやいや
“いきなり”では、ないなあ…


だって

ずっと、
“首”だったではないか。


『この裏に
みなの名前を書きましょう!
御首神社に送るので』

そう提案するmioさんこそ

“首”はキーワードだったのだという。


阿弖流為(アテルイ)とモレ
岡山の温羅(うら)

わたしたちだって
平将門
八面大王
藤原光親
護良親王…


この国の長い歴史の中で


首をとったり、とられたり


首は『みしるし』だった。


五人の名前を書き終わったとき

すべてが、
この首を巡る邂逅が

終わるのだ

そんな気がしてきた。








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