わたしがなんだか気になった山は
町のどこからでも見えた。
港があり
おそらくは、海人族であったここの人々は
海からみてのランドマークが
重要だっただろう。
この
風光明媚で、どことなく
熊野に似ているこの町の
舟と水と山の
しかし特徴のある
その印象的な、起伏。
観光協会の後ろにも
その山の手前に
その山を拝するように
とある、神社が遷座していたのを
わたしは見逃さなかった。
その名が
なんだか、気になった。
伊那って
あの伊那???
天竜川流域の?
音でさぐれ。
イナ
イズ
イズモ
イヨ
イナサ
イイ
イガ
イセ
イノカシラ
イシカミ
祭神は
彦火火出見命
そして
住吉三神。、
でも、それも後づけな匂い。
『松崎大明神』
もっと、もっと
古層の神のニオイがする。
拝殿?
本殿?の後ろに
『亥子岩(イノコ岩)』???
牛原山に
亥子岩?
龍の化身??
気になる
気になる。
とりあえず
ここを登って行こうとしたら
『仕事が終わったよ〜!』
と
友人から電話。
ったく
なんというタイミング…。
ここの秘密が解けなくては
戻れないという気持ちになり
心が逸る…。
続きます。