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Channel: トヨタマヒメ富士日記
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酉年元旦 身代わりさまの 黒玉子

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もう、五日になっちゃった!

元旦のお話の、続きになります。


12月20日、鎌倉宮
宮さまの拝殿の左手に
『身代わりさま』(村上社)が祀られているのだけど
こちらの黒い石をひとつ
頂いて来た。

この記事では
最後に、ちらりとだけ、
この村上社に触れている。


きっと何かに使わせて頂くのだろう、とは思っていたが、

その石をW氏は
二度ほど、下浅間の大塔宮さま古蹟の桂の木に奉納したけれど
不思議なことに、消えて無くなるのだという。

『身代わりさま』の前で
その話を聞いたので
わたしが頂く理由は何かしら、と思っていたのだけど、
この日
ああ
雛鶴姫さまにおつなぎするのだなあ
と思った。

『身代わりさま』
とは
村上彦四郎義光(むらかみひこしろうよしてる)
『キミノ名ヲ』でも
彦四郎さん、と姫から呼ばれ
随所に顔を出す。

自分の着ていた黒い鎧を
大塔宮さまの赤い鎧と交換して
身代わりとなる壮絶な最期を遂げた忠臣。


 『この義光は吉野山の蔵王堂に護良親王の御身代わりに成り、宮の鎧直垂れ(みやのよろいしただれ)を着て高櫓に上り、「吾こそは大塔の宮なるぞ」と敵を欺き、腹を十文字に搔き切って自害し、その間に宮を無事落ちさせ申したのである。』

(こちらよりの転載です)

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『太平記』には、
この錦の御旗を奪還した話も
載っているらしい。


Aちゃんは
大塔宮さまのお水を

わたしは、鎌倉宮の
村上さまの石を


雛鶴姫のところへ。


だけど、どこに奉納するのかなあ、

半信半疑。

質素な本殿の後ろに
御神木っぽい
杉の木があり

その木の根元に
奉納した。


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{36614B70-6DDE-4AB9-9515-193DDD15E4E7:01}

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左下に
なんだか不思議な光。

そして
この黒い玉子のような石に
Aちゃんが、お水を注ぐ。

(その画像は撮らなかった!)

なんだか、黒玉子が
ピカピカして
何かが産まれそうだった。


大塔宮護良親王(だいとうみや・もりながしんのう)
=宮さま

雛鶴姫(これも諱名であり、またの名があるのだろう)
=姫さま

村上彦四郎義光(むらかみひこしろうよしてる)
=彦四郎さん

宮さまを頂点とした
トライアングル

忠臣と
愛妃

彦四郎さんと、姫さまは
喧嘩もしたらしい。

どちらも、宮さまを想うゆえに。

だけれども
今は、手を携えて'…


七百年前の物語。

それが
つい、昨日のように思えるという
この方たちは、
なんなのだろう?

そして
なぜ
わたしがここにいるのだろう。













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