うわっ!
一泊の旅なのに
濃すぎて、もう八話?
早く、早く終わらせなくては。
鍾乳洞の『竜ヶ岩洞』を後にしたわたしたち。
だけど、すぐ近くに
『天白磐座遺跡』という場所があるのだと、教えてくれたのは、くだんのハロちゃんだ。
古代祭祀の場所だという。
こりゃ、行くっきゃ無いでしょ‼
相変わらず、友人を騙し騙しして
(ゴメンナサイ…)
なんとか、その磐座遺跡にたどり着きたいと思うわたし。
来年のNHKの大河ドラマの
『井伊家』はなんども出てきているのだけど
その、磐座遺跡は
なんと
井伊家の起こりである
『渭伊神社』の奥にあるらしい。
この場合は
『渭伊神社』という字を使うのだ。
これは奇妙だ。
複雑に思えるのだけど
じつは、その裏に隠されている秘密は
以外と、シンプルなのね。
『渭伊』は
蟇(ひき)
つまり、ガマガエルの意味があるらしい。
井戸から生まれたという『井伊氏』は
水を守る神でもある
蛙でもあったのだ。
蛙、といえば
縄文土器に詳しい人なら
すぐに思い浮かべるだろう、
蛙(カエル)は
水のトーテムでもあったこと。
この土器が出土するのは
『井戸尻遺跡』
やはり、水なのだ。
さらには
この、井戸尻の位置する場所が
ヤバい!
縄文遺跡。
まっすぐに、中央構造線を来たと思ったら
南下して、富士山!
そして、左上に向かうは
天竜川‼
さて
脱線した。
ここに行くのには、
なんどもグルグル回ってしまった。
つまり、それだけ、分かりづらい場所にあったのね。
やっとたどり着いた。
『モロード様』だ。
伊豆社とともに祀られている。
モロードは
まろうど
すなわち、客人なのだろうな。
あの、埼玉の氷川神社の
客人社と同じ
すなわち、
『アラハバキ』
つまり
もともと祀られていたものを
新しい祭神に変えるときに
『客人社』として、祀る。
あのやり方だ。
これは、日本式の
もともとの神に敬意を払うやり方なのだろうな。
面白い‼
『引佐町井伊谷字天白にあり境内二千五百三十 五坪老杉古桧鬱蒼として繁茂し北西南の三 方河水回りて(神宮寺川にして又宮川ともいう) 其風致最も秀拔なり
由緒創立の年代由緒詳ならざれども 三代実録に貞観八年十二月二十六日授遠江 国正六位上蟾渭神
風土記に延喜式神名帳遠江国引佐郡渭 伊神社とあり又江州彦根城主井伊家祖先 備中守共保寛弘七年其神井より出生以 来産土神として信仰厚し
渭伊神社は往昔今の龍潭寺境内にあり しも南北兵乱の時今の地に移せりという 往昔より渭伊二十七郷の大産土神なり
旧地頭近藤氏の崇敬厚し)
いなさ町
いい谷
天白
に祀られている
『蟾渭神』
これが
これが
ガマガエルなのだと。
で
その背後に祀られる
『天白磐座』が
ここの
モロードさま?
ほんとうの
古層の神‼
さあ
どうなっているのか???