『十月十日『たまたま』は示し申す』
お話の続きです。
先月末に
突然、ひとりで江ノ島に行ったという、木霊さん。
別に特に驚く話ではないかもしれないけど、
木霊さんを多少知っている方は、驚くだろう。
だって、平日はバリバリ仕事されて
土日には、逃げるように富士山の森に来て
リトリートして、帰られる。
『色々な森に行って見たけれど、富士山の森でないと、一週間持たないんです。』
そんなことを仰っていて
この日、10月10日も、
たまたま空いていたので、まだ行っていない富士山の森のどこかに、行きたいとの事でした、
それが、なぜ
江ノ島へ???
しかも、風邪を引いて、ふらふらしながら…と仰る。
聞けば
森に行きたい、と
色々調べていたとき、
わたしのブログを紹介してくださったあるヒーラーさんがいらして
(このひとに森を案内してもらえば良い、と)
今度はその方が
龍神さまにご縁があるようですね、と。
そんなことを言われたのは、初めてだったそうで
そして、その次の日に
今度は別の方から
『弁財天にご縁がある』と。
それで、
東京から一番近い
江ノ島弁財天社に行って来たのだそうです。
ほうほう
まるでスピ系女子ですねえ。
で、なぜか今日は
森ではなくて、川巡り。
そういうことだったのですね。
鐘山の滝へ行き
城山熊野権現にお参りし
さらに桂川を遡る、わたしのお得意のコースです。
しかし、この日は
この熊野権現が、
先日行ってきたばかりの
熊野の那智の滝の、飛龍権現だったこと、
そこにこの日の日づけである
十月十日の幟旗が立っていたこと
ここまでは、わたしの個人的な
『うわあ〜〜!』
だったのですね。
弁財天となり
本地垂迹で、市杵島姫命と習合される。
水巡り
いいんじゃないでしょうか?
今年は暑い日が続いたので、
紅葉が極端に遅い。
でも、足元は
秋の気配の川端を歩きます。
川の流れる水の音も
都会の方にはたまらないはず。
そうして、いつものように
ひとりになる時間を差し上げたいので
わたしは車を取りに戻り、
その間、上流におひとりで歩いて行ってもらうことにした。
川を遡り、忍野八海に到着するころ
ちょうどお昼になりますね。
そうだ、ちょうどゴール地点に
左側にお蕎麦屋さんがあり
そこでお昼にしましょう。
で、
待ち合わせしました。
蕎麦屋の名は…
『琵琶家!』
忍野名物のお蕎麦でごしらえ。
あら、写真撮らなかった!
看板で雰囲気を…
さて、そのあとは
観光客が溢れている、忍野八海のメインの池には行かずに、
一つだけ離れている『出口池』にお連れしました。
忍野八海は、北斗七星の形をした七つの池と、
ポツンと離れている北極星にあたる一つの池で
忍野八海なんですよ。
そんなお話をすると
木霊さんは、『北斗七星』が
気になっていらしたようでした。
出口池へ
車にあった、那智の滝の延命水を注ぎました。
この水は、桂川となり、
あの鐘山の滝となり
富士吉田を大月まで流れ
さらに相模湖から
相模川
やがて、馬入川と名を変えて
相模湾に注ぐのでした。
やがてまた天へ昇りて雲となり
雨となって地へ染み込むのです。
生々流転…
さて、
このあとは森に移動することになっていたのでした。
ところが、木霊さん
変なことを言い出しました。
『江ノ島の洞窟が、富士山につながっている、というんですが、それはどこなんでしょう。』
ああ、
ありますよ。
どちらにも同じような伝説があって、
ひとつは江ノ島につながっている、と。
もうひとつは、鎌倉につながっている、という伝説を持つ洞窟、
行きますか?
せっかく江ノ島へ行ったので
いって見たいと仰って…。
突然
洞窟巡りに変更です!
何なんでしょ、
でも、わたしはガイドなので
お好きなところへ何処へでもご案内します。
忍野八海から
青木ヶ原樹海へ
車を飛ばします。
鳴沢氷穴へ
ここが、江ノ島なつながっているとの伝説で、看板あり。
この日の最後は
龍宮洞穴へ。
ここは鎌倉につながっているとの
伝説かあります。
鎌倉も
江ノ島も
まあ、似たようなものだからね。
どうでしたか?
が、
突然、わたしは思い出した!
富士山に引っ越してから
ただ、一度だけ、江ノ島に行った
あの日‼
わたしはこの日回った2つの溶岩洞穴の他に二箇所、
四つの溶岩洞穴を回らされたんだわ!
西湖コウモリ穴
富嶽風穴
鳴沢氷穴
龍宮洞穴
そしてその晩
江ノ島へ!
翌日は
江ノ島のお岩屋洞穴‼
しかも、雑誌取材の女性の編集者は
四つを徒歩で歩きたいといい
早足、駆け足で
四つ、回ったのでした。
もう〜ヘロヘロ。
それが
3月22日
あくる日が江ノ島のお岩屋へ
3月23日!
22から
23へ
地球意識から
シリウス意識へ
のキーワードが
また、出てきたぞ???
えええええー!
遊ばれているのは…
この、わたし?
それとも
木霊さん??
それとも…
両方???
いやいや
遊ばれたわけではなくって
これもまた、
ミッションなのでしょうか?
三年前の三月の
二十二
二十三日に起きたことを書いた過去記事を読んだら…
十月七日の船津胎内の話まで書いてあり
自分でもびっくりでした。
弁財天は
江ノ島では、玉依姫の五頭龍の物語となっており
鵜の島でも、島弁天は玉依姫だと伝えられ…。
帰り道は少し時間があったので
弁財天つながりで、河口湖の北岸を通り
鵜の島を木霊さんにお見せしながら、帰りました。
なんだか、
長いようで、短かかった
おかしな一日が終わりました。
期せずして、江ノ島と富士山をつなぐ羽目となった木霊さん。
ありがとうございました。
おかげさまで
またわたしも
再び、富士山と江ノ島をつなぐことが
出来たような気がしました。
十月十日のお話は
これで終わります。