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Channel: トヨタマヒメ富士日記
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ククリの旅 千年のビャクシンと神池 0909

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『神池』

それはどのようなものなのだろう。

伊豆の七不思議?

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(画像をお借りしました)


大瀬崎の先端にある
海のただなかにあるのに
淡水の池?


確かに
変だ。


『伊豆七不思議(いずななふしぎ)とは、静岡県伊豆半島に伝わる七つの不思議な物語のこと。


(ありゃりゃりゃ
この中の手石の阿弥陀三尊に関しては
昨年、石廊崎に行ったとき
記事にしていました。)





樹齢千年のビャクシンとは

これまた、
なんなのだろう。

ビャクシンで検査すれば
この大瀬崎しか出てこない。

しかも
ここの丸い石。

この大瀬崎特有の
丸い石と
富士の山。


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ここは、
絶対変だ。


なんだか
異次元な感じがする。


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大瀬崎の先端にあるという
神池を
なぜだか
時計回りに廻る。

というか、
普通に歩いて行くと

しぜんに時計回りに歩くように誘導される。

後から考えてみれば
これは、水道の蛇口を想像するとわかりやすいのだけど

『閉める』

つまりは

『くくる』というわけだ。

神池。



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わたしはこのとき
少々不安になっていた。

友人と
わたしたちの犬たちは
どこへいったんだ?

神池で、鯉に餌をやっていたらしい
三人の男女に出会ったので
『二頭の犬を連れたひとを見ませんでしたか?』

そう聞こうと思ったけど

ここを通ったに違いない、と確信があったので
あえて、聞くことをやめた。

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まあ、良い。

このまま歩いて行けば
いつか会えるだろう。


それにしても…


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ここは、
絶対
変だ!


この岬全体が
このような
丸みを帯びた石で出来ているのだ。

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そうして
あちらこちらに点在する
ビャクシンの大木。

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ご神木は
樹齢千年だといういいつたえ。

そして
千五百年だという記述もあり


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ご神木を見上げる。


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あの

『白鳳地震』の記述を思い出す。

西暦六八四年

白鳳地震の津波により
ビャクシンの種が流れ着いたとすれば

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なるほど

このような、
樹齢千五百年の大木に育つのかもしれない。


ビャクシンたちは
どこからきたのか?


伝説のように
土佐国の地が沈み

引手力命が土地を引っ張ってきて


ここにこのような
不思議な岬を作ったとでもいうのか。


トロンプルイユのように
ここは方向感覚を失って
気がついたとき
また、あの

『大瀬神社』に戻っていた。


遠くに
わたしの黒いわんこが見えた。

まったく
飼い主を無視して
友人の家族と群れ認識をしてしまったらしい。


やっと追いついた
友人と話したところ

大瀬崎の先端で
玉虫を見たのだという。

玉虫、
玉虫!

友人は、それが印象的だったと見えて
車で帰る途中も

ずっと、玉虫の話をしていた。

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(画像はお借りしました)


わたしは
友人が玉虫と遭遇したほぼ同じ場所で

蛇を見た。

どちらも
写真に収めることは出来なかった。

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(画像をお借りしました)

わたしが見たのは
普通の蛇だったけど
急いで神池の方向に消えていった。


大瀬崎を後にして

わたしたちは沼津を後にして

一路
富士山の懐

山中湖へ戻っていった。

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車を置いた湖畔の駐車場に戻れば

すでに宵闇が訪れていた。



これは
9月9日

わたしのククリの旅のお話だったけど

この話には
同時進行していた
それぞれの、ククリの旅のお話があるのです。


そのお話は
また、後日に!


お付き合いしてくださって
ありがとうございました。


ククリの旅

〈完〉





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