2016年9月9日は
999の、9祭り
と
未来屋くみさんが書いていたなあ。
これは、そんな日の
わたしの旅のお話です。
前回のお話はこちら。
浜松へ行くはずが
沼津で止まり
魚河岸でランチすることになって
その店の名前が
『丸十』
海鮮料理に舌づつみを打って
すっかり気分よくなったわたしが
ドライブがてら
西伊豆最西端の『大瀬崎』なるものに連れて行かれる。
その途中に通過するのが
『獅子浜』!
ライオンビーチ?
嘘でしょ???
わーん!
なんなの?
そんな浜の名ってあるの?
って?
結構
ここにも、『獅子岩』があったりしてねえ。
(ありません!
しかし、次なる通過地点には
実は、あったのだ。
わたしはまだ、なにも知らない…。)
浜松で行われている展示会に行かなくなったわたしたち。
沼津で美味しいランチを食べて
本音をいうと、
早く一目散に帰りたいのだ。
獅子浜なるものと帰り道の位置関係もわからぬわたしに
次に目についたのが…
『あわしまマリンパーク』
…あわしま?
あわしまって
あの
淡島?
ここは、何度も通っている。
でも、いつも
西伊豆から沼津に抜ける
帰路のときだった気がする。
下田やら
石廊崎やら
伊豆半島の先端までいって
沼津まわりで帰ってくるときだ。
あの
ピラミッド型の『淡島』が
気になって
気になって…。
その名も、気になるではないか。
(ここに、獅子岩の紹介が!)
どうなってるの?
さてさて
この島に、寄りたーい、というたびに
友人には却下されてきた。
なにしろ、一大レジャーランドのようになっているのだ。
『こんなとこ、つまんないよ、
なんで行きたいの?』
そんな言葉の前に
わたしは意気消沈するのだった。
しかし
9月9日のわたしは違った。
え?
もしかしたら…
『先払い?』
(注 :わたしはツアーのガイドであるけど、たまに、先払いシステムというのに当たることがある。
ツアーの前にギャラを頂いてしまうシステムだ。
報酬の支払いが先、
仕事が後。)
もしかして
回りくどいやり方で
ここに行くことを仕向けられてる???
『あわしまっ!
わたし、行く‼』
そのときは
ただただ
(わたし、行くんだ…)
と
頭の中で決めていた。
いつものことだ、といったように
友人は、あわしまマリンパークの駐車場に車を停めてくれた。
戸隠神社 奥宮、
駒ヶ岳山頂、
昇仙峡、
まだまだ、思い出せないくらい
いったいどれほど
この友人は、
わたしを自由にしてくれただろう。
『ひとりで行ってきな、
昼寝してるから。』
駐車場から、はやる心を抑えて
フェリー乗り場に向かうと
出発する寸前だった。
待って、待って〜!
フェリーに乗り込む。
船上のひと。
とんでもない展開になってきたぞ、
そう思うと同時に
確信めいた、不思議な思い。
なんだか、河口湖に浮かぶ
『鵜の島』に似ている。
こちらのほうが大きいのだけど。
驚いた。
700万年も前に
フィリピン海で海底火山が噴火。
それが淡島だ。
3万年前には
氷河期、海が後退して
陸続きの山となる。
やがて、7000年前、縄文時代には
縄文進行で
山から島へ!
この淡島のピラミッド型は
山頂に、『火山の根』があるかららしい。
ここには
イルカさんもいるよ。
でも
わたしの目的は
この仲間たちではない。
ごめんねー!
山頂には
『淡島神社』あり。
わたしは何も考えずに
山頂を目指すことにした。
サンダル不可
と書いてあったが、
しまった!
また、サンダルで来ちゃった‼
だそう。
鵜の島
江ノ島
淡島
すべて弁財天だけど
はじめは何だったのだろう?
昔々…
さらにしまったことには
防虫スプレーも、車の中だ。
汗だくだくで登る。
あー
生ビールと、冷酒
やめときゃ良かった!
巨石!
富士山とおんなじだ。
でも
遥かに
古い、古い火山。
フィリピン海プレートに乗っかって?
ここまできた、
途方もない時間をかけてね。
そろそろ
山頂に到着するころだ。
それにしても
常緑樹のこの島は
なんて、縄文ぽいんだろう。
ああ、でも
余裕がない。
すでに
服の上から
ブユ?ブヨ?に
30箇所くらい刺されている。
汗だくだくで
サンダルで、登り続ける。
わたしは一体
なにをやっているんだ???
なんのため??
アワの島の話は
一回で完結しようと思ったんだけど
無理無理…,
ごめんなさい
続きます。