この時期は
慌ただしい。
緑は溢れ
花々が次から次へと咲くので
心穏やかではない。
野鳥たちは、雨の合間に囀り
虫たちは、晴れの日にここぞとばかりに
花から花へ。
今日、午前中は西湖の樹海で
ガイドを行ってから
帰りに河口湖に寄った。
また、雪が溶けて
(左側のレ点がそれだ)
湖畔の崖沿いに
マルバウツギが咲いていた。
卯の花(ウツギ)が咲く頃だというが
標高1000m近い富士五湖地方は
ウツギはまだやっと蕾である。
先に咲き誇るのは
この、マルバウツギ。
五弁の、星のように可愛い花を付ける。
午後のカヌー教室がなくなったので
畑三昧をしようと
忍野村の自宅に戻る。
玄関をあけようとしたら
去年植えた
白いクレマチスが開花していることに気がつく。
わたしたちが新しく植えた花はそう多くはなくて
ほとんどが
前の家主が植えてくれたものだ。
今まで興味を持たなかった。
だけど
こうしてみると、嬉しい。
白つつじの美しさ
皐月の艶やかさ
源平つつじ、と
かってに呼ぶことにしよう。
『源平つつじ』は
実は、ホオジロという鳥の、聴きなしだ。
ホオジロの聴きなしには幾つかあって
有名なのは
『一筆啓上つかまつり候』
そして
『源平つつじ、白つつじ』
ホオジロは、この辺りでは囀ってはいない。
もっと開けた山際では
その囀りも聞けるかもしれないな。
オダマキ。
なぜこの名がつくのかな?
こちらの花も、今年はてんこ盛り。
野にあれば、外来種として駆除される。
わが庭にあれば
許すことにしよう。
ゴールドコイン。
黄色い花。
庭をゆっくり愛でる暇もなく
畑に出かける。
ツツドリの声が聞こえる。
花鳥風月とともに生きる
そんな季節。
5月18日。