今日は、びっくりな話を聞いた。
樹海のガイドの当番日で
久しぶりに
ガイド仲間のYさんとお喋り。
Yさんは、以前
富士山に連れて行ってくれて
マツタケのシロを教えてくれたおじさんだ。
マツタケ採り名人なのだが、
ほかのキノコのことも教えてくれる。
しかし
今日は驚くべきことを話してくれた。
富士山の野生キノコは
もう、食べるな、というのだ。
昨年、Yさんは
富士山の二箇所で、ショウゲンジというキノコを採り
たまたま知人が自家栽培のキノコの放射性セシウムの割合を調べるというので
ご自分がとったショウゲンジを
測ってもらったそうだ。
すると
青木ヶ原樹海で採ったショウゲンジは
驚くかなれ
2400ベクレル
剣マルビで採ったショウゲンジは
なんと、3600ベクレル
という、高水準の値を検出したという。
一般食品の基準値は
100ベクレル以下…。
毎年毎年
高くなって行くそうなのだ。
『もう、富士山のキノコは採らない』
そう宣言した、Yさんは、
哀しげに思えた。
2014年には
770ベクレルを記録したショウゲンジ。
4倍になっていた。
そうだよなあ。
キノコ採りは新参者のわたしも
もう採らない、と決めた。
自分の健康のことよりも
富士山の健康が気になる。
いやいや
日本の行く末が気になるのかもしれない。
東京オリンピック誘致の際
『アンダー コントロール!』と言い放ったアベちゃん。
ウソだ!
Yさんは、
『さらさほうさら』という言葉を教えてくれた。
甲州弁であるらしい。
甲州弁意味用例
ささらほうさら
めちゃくちゃ・悪いことが重なる状態
まさにこの自体は…
さらさほうさら じゃんねー!