３・１１のなごりの雪の
そのまた 名残の美しき哉。
西湖から見る
御坂山塊の
十二ケ岳(右)、鬼ケ岳(左)
十二ケ岳も、鬼ケ岳も
役行者の伝説が残る山。
伊豆に流された役行者が
毎晩、毎晩
やってきて
こちらの山の主と、相撲を取ったという。
なんともおおらかな伝説。
静かな湖越しにみる御坂の山々は
そんな伝説も、ありや、と思う。
あのころの仙人たちは
テレポーテーションを簡単にしていたんだろうな。
そんな、妄想炸裂なのだけど
今日は西湖で打ち合わせ。
いよいよ、現実的に
ツアーの繁忙期がやってくる。
まだまだ
頭がついていってないのだけど。
河口湖を回ると
おや？
写真では全く撮れていないけど
銀色に光る水鳥たちの群れが！
ミコアイサちゃんたちじゃないの？？？
だとしたら
今年は初見！
車を停めて
双眼鏡を取り
見てみたら…
なあんだ
カワアイサちゃんじゃないの！
カワアイサちゃんは
きっといつも
なあんだ、って言われちゃうかもしれない。
こちらが
ミコアイサちゃん
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(またまた、画像をお借りしました)
少し走ると
またまた！
キラキラの軍団が…
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また車を停めて見てみると…
なあんだ
(また、画像をお借りしました)
キンクロハジロくんじゃないの！
この、チョンマゲがキュート！
チョンマゲが長いほど、モテるんだって。
ホントよ。
しかも、この子は自分の名前がわかる。
以前
すっかり暖かくなって
たくさんの水鳥たちが姿を消してから
河口湖大橋を歩いていたら
一羽のキンクロハジロくんが！
橋の上から
『おおい！
キンクロ！
キンクロ‼』
と、呼んだら…
キョロキョロ見渡して、不安げに。
『来年もまた来いよ！』といったら
シュポッと潜ってしまった。
あー
自分のこと、って理解してるなあ。
越冬のために訪れていた水鳥たちは
この湖で集団見合いをして
あと一ヶ月もすれば
繁殖地に戻って行くのだろう。
シベリアや
ウスリーといった。
産めよ増やせよ
地に満ちよ‼
ここではたくさん
たくさん食べて
体力を蓄えておくれ。
旅は長い。
自宅に戻り
昨日、たくさん採り過ぎた？
フキノトウを調理する。
蕗味噌やら
天婦羅やら…
春の香りが口いっぱいに広がって
身体が緑色に染まりそうなくらい
これからの食卓は
山菜で満たされる。
春の
足音。