ルカさんから
最初にその言葉を聞いたとき
何じゃそれは???
と、頭が混乱した。
山に犬神は、ありとしても
猫神、って
聞いたことがなかったのだ。
オオカミを祀る神社に関しては
ブログを始める前年か
さらにその前の年に
近隣の三カ所を訪れたことがある。
最初は
なんと、金峰山の『金桜神社』
それから、秩父の三峰神社と
奥多摩の御岳山と。
三峰と御岳は、どちらが先だったのか、忘れてしまった。
いずれも
『オオカミの護符』を求める旅だった。
オオカミの護符とは
なんのためにあるのか。
アイヌ民族にとっては
オオカミは『ウォッセ カムイ』
すなわち、吠える神であり
狩猟民族であった彼らにとり
畏敬の念を持って崇める
生態系の頂点の生き物であったらしい。
では、
ヤマト民族にとってはどうだっただろう。
農耕民族を選んだ我らが祖先にとって
シカやイノシシなどの
畑を荒らす動物を
退治してくれる
それこそ、神でもあった。
それで、江戸時代の後期までは
オオカミは神であり
農作を守ってくれる存在であったので
護符を貼ることによってご利益があると考えられていた。
でも
ルカさんいわくの
『三つ峠 犬神、猫神』って
なんだ???
謎を含んだまま
ついにその秘密にたどり着いた。
立春前日のchiaさんからのトークで
やっと
『三つ峠の犬神、猫神』に
たどり着くことができた。
三つ峠。
登り口は主に三つ。
①河口湖の河口から『母の白滝』を経由する。
②西桂の下暮地から 神鈴権現(みすずごんげん)へ
③都留市の大幡からは、水雲山三峠大権現へ
以下は
こちらのブログさんよりの転載です。西桂町下暮地では、神鈴権現へ5月5日。
猫のお札が配られる。
都留市大幡では、水雲山三峠大権現。
5月の日曜日、今年は9日に行われた。
こちらでは、犬のお札。
山の向こうとこちらで、猫と犬。
下暮地と大幡とを結ぶ古い道は、
何か似ていて、微妙に異なる。
今回大幡に古くから住む方からも、三つ峠は『みづとうげ』と呼んでいたことを聞いた。
これは西桂でも耳にしていたこと。
信仰の時代、三つ峠は『みづとうげ』と呼ばれていた。
山頂登山の時代になり、『みつとうげ』と呼ばれるようになってしまった。
下暮地、大幡、どちらも三つ峠は里に近い。 しかも、急峻である。
今でも三つ峠に関わる信仰行事が続けられている。
三つ峠に対する先祖のこだわりについて探ってみたいものである。
※お札を載せてよいものかわかりませんが、多くのかたに興味を持っていただけるように願うことからお許しください。 関係者の方々へ。』
(転載終わり)
そうかあ。
猫神は、初めて聞くのだけど
このあたりは、昔は養蚕が盛んで
その、大切な、お蚕さんの繭を
ネズミが食べてしまう。
それで、猫を飼っていたのかもしれない。
猫は、繭を守ってくれる存在として
崇め祀っていたのかもしれない。
山のあっちとこっちで
猫と犬。
五月五日に
その護符を配る。
わたしは、
飛躍してしまう。
犬と猫???
三つ峠って
シリウスじゃない?
2月2日のブログ
これは、わたしひとりの
妄想に過ぎぬのかも知れない。
さてさて
この話はまだまだ終わりではない。
たかだか、近くにある
峠の話なのに
さらなる深みに
これからはまって行くのです。
続きます。