そのそばて焚き火を焚いて
男衆が寝ずの番をしています。
塞の神とも呼ぶようで、
『さえぎる』から来ているみたい。
集落の入り口にあり
悪しきもの(疫病など)をさえぎる役割をしてくださる神さまです。
古の
民間信仰はひっそりと息づいているのですね。
この村には
組みごとに、十基のご神木が立てられるのですが
16日の小正月の終わりまでに
全部、回ってみようと思っています。
道祖神祭りは、子供たちの健やかな成長を祈るお祭りです。
道祖神の石祠は現在内野・忍草それぞれの地区に5か所ずつあり、これらの道祖神ごとにお神木が立てられます。
当日は早朝から定宿に町世話人・青年団役員・子どもの頭取りが集まって準備をします。
以前は杉・桧などを建てましたが、竹で代用することもありました。現在は忍草地区では竹、内野地区ではほとんど杉・桧などの神木を用意し、豪勢に作るようになっています。
お飾りは、青竹を裂いて竹ひごを作り、これに色とりどりの折り紙を細く切って糊付けします。これが柳となります。
三角形の袋状の縁起物「ヒイチ」
出産・結婚・落成などがあった家では、ヒイチという三角形の袋状に縫った物を飾り付けます。
道祖神祭りが終わると、地域の子供たちがヒイチを各家庭に売り歩きます。
子供たちから買ったヒイチは魔除けや災難除けとして玄関に飾ることが習慣になっています。