この冬最大の寒気が訪れて
凛とした空気のなか
『オルゴールの森美術館』は
静かなイルミナシオンに彩られていました。
ここには
タイタニック号に乗るはずだった
自動演奏機が飾られています。
オーケストラが搭乗し
結果、演奏家の方たち諸共
海の藻屑と消えたのだそうです。
その前で
今宵は、シャンソンの夕べ が行われました。
シャンソン歌手
中村佐津子さんのラストコンサート。
この方の張りのある歌と
和田典久さんのピアノが素晴らしかった。
18回目のコンサート。
今年でラストだということ。
ちょっとご縁があったので
聴かせて頂きました。
最後のご挨拶の中で
ご自身が、申年で六月生まれだということ。
富士山が辛申(かのとさる)の年の六月に出現した、という故事から
この地でコンサートを18回も出来たのは
富士山のお導きかも、と仰って
200名ほどの観客が
大拍手!!!
そして
18回のコンサートに皆勤賞のあるファンの方から
手作りの、猿の置物をいただいたという事です。
松の枝に、猿が九匹並んでいるんです。
猿が九匹で、
『苦が去る』という意味があるそうです。
そう仰って
また、会場は割れるような応援の拍手!
そう、この方は頚椎のご病気で
それで引退されるのだそう。
松の枝、と聞いたと思うのですが
実際は、南天の枝に猿九匹、という縁起物があるようです。
苦難が去る、のさるぼぼ
わたしは唖然…!
だって、今日の午前中、
わたしは某所で
猿を九匹、見たんだもの‼
しかも、
そのすぐそばには
南天の実がたくさんなっていたんです。
シ、シ、シ、
シンクロじゃ~(*^^*)
久しぶりにシャンソンなどを聴いて
そして、しょーもないシンクロに
何だかウルウルした夜となりました。