$ 0 0 そうだせのうみ…五月のあの時から西湖ばかりに行っていたんだ。ここの森のことを、忘れた訳ではなかったのに樹海の人になっていたのだった。気がつけばここの森は黄金色ばかりではなくワインレッドも多いのだなあ…オトコヨウゾメこちらはオオモミジの幼樹か…ほとんどの木々はすでに葉を落としてしまっているのだがこの、サクサク感がたまらない。さらに足を進めていくと…いつもの広場にたどり着くと…ビックリ‼あの時に皆でシートを広げてピクニックした場所にはオオモミジの鮮やかな落ち葉の絨毯と化していたのです。宇宙森日和ここで、カンちゃんがクリスタルボールを奉納してくれたのだった。しばし寝っころがってみて唖然とした…季節のうつろいそのなんというゆったりとしたしかし大きな変化…季節はうつろうのだけどまたまた巡る…巡り、巡りてどこへ行くのでしょう。タイムスリップしたかのように森の時間はあっという間に過ぎておりました。太陽がおやまの肩に沈んで行こうとしていました。