『生黄泉(なまよみ)の 甲斐の国
うち寄する 駿河の国と
こちごちの 国のみ中ゆ
出で立てる 富士の高嶺は
天雲も い行きはばかり
飛ぶ鳥も 飛びも上らず
燃ゆる火を 雪もち消ち
降る雪を 火もち消ちつつ
言ひも得ず 名付けも知らず
くすしくも います神かも
石花(せ)の海と 名付けてあるも
その山の つつめる海ぞ
うち寄する 駿河の国と
こちごちの 国のみ中ゆ
出で立てる 富士の高嶺は
天雲も い行きはばかり
飛ぶ鳥も 飛びも上らず
燃ゆる火を 雪もち消ち
降る雪を 火もち消ちつつ
言ひも得ず 名付けも知らず
くすしくも います神かも
石花(せ)の海と 名付けてあるも
その山の つつめる海ぞ
富士川と 人の渡るも
その山の 水のたぎちぞ
日の本の 大和の国の
鎮めとも います神かも
宝とも なれる山かも
駿河なる 富士の高嶺は 見れど飽かぬかも
~高橋虫麻呂 万葉集 巻3-0319』
その山の 水のたぎちぞ
日の本の 大和の国の
鎮めとも います神かも
宝とも なれる山かも
駿河なる 富士の高嶺は 見れど飽かぬかも
~高橋虫麻呂 万葉集 巻3-0319』
この
『万葉の碑』のある
足和田山、紅葉台は
この句にある、『石花海(せの海)』
すなわち
現在の、青木ヶ原樹海が一望できる。
眺め。
10月9日
7日に忍野の水巡りにご案内した
横浜の小学生のちびっこたちを
この日は足和田山の紅葉台に案内する。
朝から
不思議な雲
何に見える?
と言ったら
間髪入れずに
『龍!』
彼らの感性は、なかなかのもの。
7日
8日
9日
と
彼らの3日間は
おやまに祝福されていたようだ。
帰りのバスの発着場所には
そして
花のように
紅葉していた。
あと、二週間したら
この辺りも
すっかり秋色に
彩られているのだろうな。