明け方3時過ぎまで
国会中継などを観ていたのは
生まれて初めてだったかもしれない。
参院本会議の採決前の
法案への反対派と賛成派が意見陳述を交互に繰り返す場面では
眠気は最高潮だったのに
魂の叫びの反対派と
台本を読み上げている賛成派の抑揚の無さの対象的な言葉が
わたしの眠気を追いやった。
そのようにして
安保法案は、可決された。
いつもと同じように日が昇り
太陽は巡る。
不思議な空模様だったなあ…
ドッグフードなどを買っているとき
東京の友人から電話が入り
安保法制可決に関して
一時間ほどおしゃべりをした。
『○○ちゃんは、田舎に住んでいるからわからないかも知れないけど
こっちは本当に異常よ。
企業と政界の癒着、
皆が、金、金、金
なのよ‼
バブルを経験した馬鹿共が
それを忘れられずに
云々かんぬん…』
(だから、わたしはここにいるんだ。)
自衛隊の空砲の音が響かない
今朝の富士山は穏やかだった。
希望は
ある。
(フリージャーナリスト 志葉玲さんの今朝の記事)
安保法制可決
「憲法違反、憲法違反、憲法違反、憲法違反、憲法違反!!!」。突然、国会周辺で連呼され始めた怒りを帯びた掛け声。19日未明、午前2時すぎ。安保法制が参議院で可決されたのだ。前日の朝9時から2時間おきに国会周辺で集会を行ってきた「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動」の呼びかけで集まった人々は、日付けが変った参院での可決のその時まで抗議行動を続けていた。18日夕方から学生団体「SEALDs(シールズ)」の呼びかけで集まったも国会前に終結、18日夜9時の時点で、約4万人の人々が国会前に集まっていた。
安保法制が成立することになり、意気消沈したかと思いきや、総がかり行動の菱山南帆子さんらは「違憲の戦争法案は無効」と安倍政権の追及を緩めないことを確認。同じく総がかり行動の高田健さんも「沖縄の人々にならい、決して諦めず粘り強くやっていこう」と訴えた。やはり、夜通しで抗議行動を続けていたSEALDsの中心メンバーである奥田愛基さんは「悲壮感はない」と語る。「これから、やることはわかってる。世論の力で安保法制を使わせないようにしよう。選挙に行こう!賛成議員を落選させよう!!」と叫ぶとその場にいた人々も一斉に賛同の声をあげた。
NO WAR!
とは叫ばずに
YES PEACE!
と叫ぼう。
そうすれば
ふわりと希望が立ち上がる。
絶望の淵ぶちから。