10日ほど前の事でしょうか。
たまたま、Amebaのアクセス解析を見たところ
『河口湖水位低下』で検索してわたしのブログに来てくださった方が大変多くて
あれれ?
2013年の話題なのに、何故?
そう思っていましたが
仕事は忙しいし、
地震は起きるわ
箱根も目が離せないわ
そうこうして口永良部島は噴火するわ、
で
そのまま気にしないで来てしまいました。
そうしたら、なんと
また、河口湖の六角堂まで歩いて渡れるほどの水位低下!が
話題になっていたのですね。
(朝日デジタル)
河口湖に住んでいたころは、毎朝のわんこ散歩が河口湖の湖畔だったこともあり、変化には敏感だったのですが、忍野村に引っ越してからは、これまた今の時期はほとんど西湖か富士山へ。
全く気がつきませんでした。
そして
2013年の時もそうだったのですが、すぐに富士山噴火の前兆であるとTwitterなどで広まってしまうこと。
わたしもこの頃にそんな記事を書きましたが、
今回検索したら
このニュースは
こちらが発祥だったのね。
(マスコミは富士山をそんなに噴火させたいのか?、というフレーズがオカシイ!)
fujigoko.TV
わたしも5日前に、こんな記事を書きました。
今回の特筆すべきことは、
なんと!
箱根山の噴火レベルが上がったこととも、結びつけられてしまっていること‼
富士山と箱根山のマグマがつながっているとの報道もたくさんあり。
(富士山は玄武岩
箱根山は安山岩
組成そのものが違います。)
こちらのブログさんから画像をお借りしました。
箱根山との関連があるのであれば、
山中湖や忍野八海なども影響を受けるはずですが、こちらは一切ありません。
今回の富士五湖の水位
2013年の大騒動の水位
ー3.33m!
では、何故?
富士五湖の中で、いつも河口湖だけが水位が下がるのでしょうか?
これはですねえ
10年住んでいたわたしだから、実感できることがあるのです。
①河口湖は晴天率が高い!
これは、駿河湾から来る湿った空気が、北東(山中湖)と南西(本栖湖)のあたりで渦を巻いて雲を作り、雨を降らせるので
ま北にあたる河口湖は、乾燥していつも晴れてしまうのです。
②河口湖には富士山の水が流れ込まない!
富士山の雪どけ水、あるいは、富士山に降った雨は、山頂のま北にある小御岳火山が水を浸透させないので、実は河口湖には、ほとんど流れ込まないのです。
③水位が異常に上がった時には(2011年10月など)真っ先に河口湖から水路を使って水位の調整を行う。
他の湖には『待った!』がかけられます。だから、河口湖以外の湖は、水位が異常に高いまま、年を越しました。つまり、スタートが違うのです。
それでも!
どうしても‼
富士山噴火と結びつけたい一部の方たちがいるのです。
まー、好きにしてね、と思うのですが…
そうそう
『富士山の雪が異常な早さで溶けている!』
➡
『マグマが上昇している‼』
➡
『噴火が近い!!!』
これも、笑っちゃいます(^^)
今年は太平洋側を中心として、積雪量か少なかったので
たくさんの山々の雪解けが早いのです。
その中に、火山では無い山々もたくさんあり。
『政府はほんとうの情報を隠している!』
富士山と、箱根山など、47の火山に関しては
観測データをを公表する義務もあり、誰でもその情報を見ることができるようになっています。
誰も、隠してなんていませんよ。
正しい情報を見つけるアンテナを磨きましょう。
今、きっと一番
大切なことなのではないでしょうか?
ほんとうに雪解けが早いね‼