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Channel: トヨタマヒメ富士日記
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大室山 三千年の森へ①

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今日の仕事場は

大室山です。

それってどこ?

伊豆(静岡県)の大室山は、観光施設も整備されており、有名ですが

山梨県にも同名の大室山があり
形的にはそっくりな、太古に噴火した
山頂にすり鉢型の大きな火口を持つ山。

以外と知られておりません。

でも、
日本人なら誰でも
お財布の中に
大室山があるのです。
(これは、大室山ツアーで行うネタ噺)

千円札の裏側に
岡田紅葉の撮った本栖湖の逆さ富士。

その左側に
描かれているのが
大室山です。

お財布を開いて、確認してみてね!

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さて
本日行われたエコトレッキングツアーは
この図でいうと、
この大室山の左側の向こう側に当たる
まさに、自然の宝庫!
巨木の森が広がる
原生に近い森に
TY大の学生さんをご案内するのです。


午前中は下見を行いました。

事務局一名と
インタープリター四名で行います。




大室山は、3300年前に噴火した
富士山最大の側火山。

ですが
西暦864年の貞観噴火により
流れ出た溶岩流に
ぐるりと取り囲まれています。


そのため
青木ヶ原樹海のだだ中にあり
人蹈未開の原生林に囲まれている様相で
訪れる人もいない神秘の森が広がっており

溶岩洞窟の宝庫でもあります。


最初に訪れるのは
本栖第一風穴

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ここは、西暦864年の青木ヶ原溶岩流の一部となります。


このあと
いよいよ大室山に向かいます。

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鬱蒼とした針葉樹林から
明るい落葉広葉樹林へ

野鳥の歌は
ミソサザイからオオルリへ…


ここで、青木ヶ原樹海には無かった
ブナの原生に近い森に突入します^ ^


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足元には
ブナの花がたくさん落ちていました。


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いわゆる『殻斗(かくと)』の形にもうなっているものも落ちていました。

どんぐりで言うと
帽子に当たる部分です。

しばらく行くと
最初の大木に出会います。

カツラの巨木。

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秋には
黄色く色づき、落ち葉の絨毯が出現する。
当たりには、甘い香りが漂う。

秋の森の風物詩です。


さらに

ミズナラの巨木。

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この木の樹洞には
ムササビが住んでいるらしい。

さらに
大室山の斜面を少し登ると

ステキな方たちが
待っていてくれるのです。




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