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Channel: トヨタマヒメ富士日記
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天使ちゃん、出たよ!

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富士山清掃のお仕事が終わり
西湖の某所に立ち寄ると

カンちゃんが
今日も、エナジーアートのお仕事の真っ最中だった。

今日のお客さまは
あの、歌を歌ってくださった方たちだった。

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何とも美しいエナジーアートが
一枚、仕上がったところだった。

『天使ちゃん、出たよ!』
カンちゃんが言った。

やはらかな天使の翼…

なんとも切ない色合い…




二番目の絵が仕上がったところであった。

こちらは、宇宙だそうだ。

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今日のお客さまは六名だそうで
最後まで見届けたかったのだけど
この二枚のエナジーアートを記録させて頂いてから
立ち去ることにした。

明日、カンちゃんは
富士山を後にする。

次は、8月8日だね。

待ち遠しいよ。



それからわたしはまたしても
七つのトンネルをくぐって
忍野村のわが家に帰るのだ。

五つ目のトンネルをくぐると

馴染みの河口湖の北岸にたどりつく。


あまりにも懐かしく
つい、立ち寄ってしまった。

そこは

リラの花が真っ盛り。

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おや?

こんなにふじ色だったのかしら?
去年はもっと赤紫の花だった。

同じ木なのに
花の色が変わるなんてこと
あるのかしら?



河口湖北岸の柳越しの富士山を眺める。


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柳の枝垂れの葉のやはらかさが好きで

何本がある木をリレーのやうに
優しく触りながら
この季節は毎日歩いたものだ。

すると

○○だ、○○だ、
わたしの名を
柳の木々が、囁いているように感じた。

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『カワセミ』ガマタ
ココ二来ルンダヨ!

そうなの?

そんな風に話しかけて来るのは
誰なのだろう?

わたしは、泣いた。

あまりにも
懐かしくて…


さあ、でも
あの家に帰ろう。

ここはあまりにも思い出が多すぎるが
新しい思い出がすでに始まっているよ。

長いトンネルをあと二つ、くぐり
しばらく走ると
山中湖に出る。

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今日は、風や鳥たちのように
また長い距離を移動した。


一階テラスに出しっ放しだったPEACE君を、やっと散歩に連れ出せる。

待たせたね、
ゴメンね。

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長かった日の終わり。

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