どうしても
あの瀧に行きたい、と思った。
何故だかわからないのだけど
アサマという火の神に会いに行くのに
そのアサマの作りたもう
水を見たいと思ったのかもしれない。
有料道路を使えば
簡単にそちらまでたどり着くことが出来た。
軽井沢の
白糸の瀧。
水が溢れる場所が、一直線になって要るのがわかるかしら?
水より下の層は、火山灰。
それは、何万年では効かぬかも知れない。
それは水を浸透させない層。
その上に
スコリア(火山礫)などの噴火による土壌が重なり
その隙間から
アサマの作りし水が
まるで白糸の如く
豊富な水量で流れ落ちる。
まさに
火と水が作りたもう
自然の芸術だった。
水の浄化を感じたのち
火の神に
会いに行く。