今日は雨。
午後、2時間のツアーが入ったので
西湖へ向かう。
南岸を走っていると
対岸に、また
あの、まるで白龍のような雲が…
これを見ることの出来る条件みたいなものがあるけど
科学的に考えれば
さほど、珍しいことでは無いのかも知れない。
でも
西湖には
龍宮洞穴なるものがあり
毎年8月2日は
龍宮祭が、執り行われるので
どうしても
龍宮伝説と結びつけてしまう。
2012年
ブログを始めて一年後くらいに
こんな記事にしていた。
こちらにも出でくるが
西湖に伝わる
雨乞い歌、なるものが存在する。
昭和40年まで
ここの部落の人たちは
龍神さまを、雨乞いの神として
ことの他大切に敬っていた。
それが、あの
昭和40年の
台風による水害で
部落が丸ごと、湖の底に沈んだ。
民宿村として、新しいスタートを切った
西湖のふたつの部落は
以後
雨乞いをしなくなったという。
いつしか
雨乞い歌は、忘れられた。
でも、
相変わらず
西湖は、雨が多い。
やはり、龍神さまは、
ご健在なのではないかしら?
西湖の南岸にある
ガイド事務所に到着すると
先週は、雪をかぶっていた
硬いミツバツツジの花蕾が
幾分温かい雨に濡れそぼって
ひとつ
ふたつ
開いていた。
雨乞いの祈り文句
十二ヶ岳の黒雲(クーロクモ) 段之の方へ ぶっかーれ
天に雨は にぃーどうか
竜宮洞(リュウゴンドウ)は留守どうか
桑留尾(カールビ)まーりをどうするどう
あわも ひえも かーらから
なべえ くもが巣(スー)かける
雨を降らせ 給ふやい