なぜ
こんな所を普通の靴でわたしは登っているのだ?
車の中には
常に、登山靴が入っているのに
友人の車に乗り換えて、置いて来てしまった。
ただ、スプリング エフェメラルに会いたかっただけなのに。
そそり立つ
礫岩の巖。
634mの
岩殿山の山頂を、目指すと
中世の城であったことを示す
看板あり。
(岩殿山の総合研究より。円通寺に伝わる、二体の十一面観世音像と、木造七社権現立像)
『揚城戸跡
第二の関門とよばれ
巨大な自然石を利用して、城門を築いていた』
そう、
ここは、武田信玄時代の東の守り、小山田氏の難攻不落と云われた、山城が築かれていた場所。
でも、今回初めて知ったのは
ここには、九世紀に、天台宗の寺院と伽藍があり、修験道のメッカであったこと。
WIKIによれば
『甲斐国志』に拠れば、岩殿山には大同元年(806年)開創と伝わる天台宗寺院の円通寺が存在し、円通寺は岩殿山の南東麓に観音堂や三重塔、新宮などの伽藍が配され、「岩殿権現」「七社権現(明神)」と呼ばれた。13世紀に入ると天台系聖護院末の修験道の場として栄えている。
そして
その本尊は、十一面観世音‼
(岩殿山の総合研究より。円通寺に伝わる、二体の十一面観世音像と、木造七社権現立像)
水の守りである十一面観世音が
なぜに、このような岩山に?
すぐそばを流れる、桂川の水徳によるもの?
わたしは、やはり
イワナガヒメ
富士山の祭神、コノハナサクヤヒメの姉である磐長姫を思い浮かべてしまう。
(君が代は、イワナガヒメの歌であるとも)
いやいや
違うなあ、
やはり
そそり立つマッスは
地球そのもの。
ガイアの体そのものなのでは?
続きます。