『幸せを呼ぶ魚』
と呼ばれるという
シーラカンスのお話を
昨日書こうと思ったのですが
Xmasイブということもあり
先延ばしにしてしまいました。
そうしたら、なんと
富士山上空に
こんな雲が!
左側に口まであるようです。
『はやく、あたしたちのこと、書いて~』
はいはい、
わかりました。
(現在の所、確認されているシーラカンスはすべて卵巣を持つメスだそう。
しかも、お腹の中で卵が孵り
稚魚にして出産するそうです。
人間のお母さんみたいに
子育てをしたかもしれません。)
(画像をお借りしました。泳いでいるシーラカンス。)
先日の『伊豆へ』シリーズの続きになりますが
伊豆へ『龍の首』このあと、
2500万年前の地層の露頭に出くわして
[こちらの記事は今回は飛ばします。)
最終的に訪れたのが
『沼津港深海水族館』
そこで
生きている化石、と言われる
シーラカンスの実物標本や
冷凍保存の個体に
何と五体も!に会えちゃったのですね。
実はわたし
子供のころからシーラカンスの話が大好き!
本物を見たのは
この日が生まれて初めてだったのです。
友人に付き合っていったつもりが
ひとりでコーフン!
3億5000年前の化石と
姿をほとんど変えずに
現在まで生息しているのですよ!
でも
なぜ、沼津に『シーラカンス』?
そもそも、なぜ、沼津に
『深海水族館』?
実は
駿河湾は、日本で一番深い海だった、
って
知ってましたか?
恥ずかしながら
わたしは知りませんでした。
フィリピン海プレートの沈み込みで
何と、深さ、2500mもあり、
堂々の日本一!
駿河トラフとも呼ばれています。
そして
わが(?)シーラカンスは
現在では化石により26種類が見つかっているが
現存するのは、深海に生息するタイプ一種類のみ。
すなわち
三億五千年前のデボン期から
地球の環境は激変してきたが
深海の環境はあまり変化がなかったかもしれず
それが今日まで姿を変えずに生息できた理由なのでは?
ということらしい。
こちらに生体展示されている
オーム貝もそうなのだと…
動いてる‼
時間になると
研究員の方がシーラカンスのレクチャーをしてくれます。
縫いぐるみ!
欲しい~^ ^
一番驚いたのは
なんと、シーラカンスには背骨がない。
そうだったの?
下がシーラカンスのレプリカで
ちくわのような組織が体の中央にある。
つまり
脊椎動物となる一歩手前ということだ。
その、背柱のことを
ギリシャ語で『シーラカンス』というのだそう。
こちらのHPに詳しく載っています。
『レプリカではない。
本物のシーラカンスはここにいる。
3億5000万年前と変わらぬ姿で泳いでいる。

生きた化石「シーラカンス」は、1938年、南アフリカで発見されました。それも、3億5000万年前と変わらぬ姿のまま!とうの昔にすべて絶滅したと考えられていたため、学会および世界は騒然となりました。現在ではこれまでにアフリカ(南アフリカ、コモロ諸島、タンザニア)とインドネシアで見つかっています。
日本ではまだ見つかっていませんが、深海の海洋環境は世界中で近しい環境にあるため、「日本にはいない」と断定するほうが難しい、とも言われています。もしかしたら、駿河湾の深い海を悠然と泳いでいるかもしれません。』
2010年に西湖で70年ぶりに『さかな君』によって発見された
田沢湖の『クニマス』は
奇跡の魚、と呼ばれましたが
シーラカンスにも
ぜひぜひ
富士山の水が流れ込む
駿河湾でゆうゆうと泳いでいて欲しいなあ…
伊豆への旅は
こんな風にして
なんと3億5000年前の地球に思いを馳せる
という
壮大な旅となってしまいました。
またいつか
生きているあなたに会いたいです。
シーラカンスちゃん‼