不思議だなあ。
『小春』の写真が出てきた。
あれはいつだったのだろう。
2004年に前の家に引越したのだから
その年の12月5日だろうか。
それとも2005年?
いずれにして
12月5日に
小春はこの家を出て行ったのだ。
そして、二度と帰ってくることはなかった。
今でも覚えている。
わたしはその日、樹海のガイドの当番日で
朝、慌ただしく出て行く時
ご飯も食べずに
庭から富士山を黄昏て見ていたのだ。
そんなことは初めてのことで
後姿に
なんだか、哀愁が漂っていた。
彼女は(メスだった)
わんこ達が大好きで
東京にいた時も
河口湖に来てからも
つねに犬たちの散歩についてきた。
居なくなってから
犬の散歩のたびに
ついてくる彼女のエーテル体を感じては
ベソべソといつまでも泣いていた。
東京にいたころ
いわゆる『猫カフェ』の走りのようなものをやることとなった。
と、いうよりも
中目黒にカフェをオープンしたのだけど
毎週土曜日に、猫の里親探し会と化してしまったのだ。
毎週土曜日は、
『猫ナイト』となってしまい
マスコミなどに紹介されると
たちまち、
猫ファンが集まるようになった。
そんな中でわが家で産まれた仔猫
『小春』は、アイドル的存在で
小春見たさに来てくれる猫フェチの方も少なくはなかった。
小春は、動物カメラマンの目に止まって
猫カレンダーのモデルになったり
二子玉川の
いわゆる『ねこたま』の
猫コンクールで
なんと、仔猫部門のチャンピオンになって
猫タワー(ご存じない方は検索してみてくださいね^ - ^)とトロフィーを獲得したりしたのだ。
その時にカフェに飾ってあった
小春の額装された写真が
12年ぶりに陽の目を浴びることとなった。
この家は
あの時の中目黒のカフェの
再現のやうになってきている。
またまた
12月5日といえば
トイプードルのPEACEが二年前にわが家に迷い込んだ日でもある。
明日で
まる二年。
月日の立つのは早いものだなあ。
またしても
今日は一日片づけに明け暮れた。
まだまだ
荷物の山で落ち着かないのだけど
出来るところから
やっていこう。
二階に続く踊場は
アナ雪のイメージで。
お家になりますように。
頑張りまする。