結構
アカデミックな方たちの研究は
それなりの国家予算を頂いたりすることもあって
大義名分が必要みたいだ。
地域住民や、国民の関心事といえば
『富士山はいつ噴火するんだ?』
なのだから
水の研究といっても
次の噴火を予測するためにしなくては
予算も取れないお家の事情もわからなくはない。
地下水観測の目的には
『富士山の火山活動に関する研究』
の範囲の中で行われており
それはそれで
わたし的に面白い話がたくさん聞けて
それ故、
収穫があった!と
結論付られた次第。
さて
何から話そうか…
最初にU研究員が連れていってくれたのは
五合目からスタートした
吉田口登山道六合目に向かう
見晴らしの良い場所。
そこからは
山中湖
忍野盆地
富士吉田市
富士河口湖町
河口湖
が
パノラマ的に一望できる。
そこからUさんは
ここ2000年の富士山の溶岩流の流れと
そこに展開される水の分水界をわかりやすく話して下さった。
ここからの山中湖
わたしは
一番聞きたかったことを最初に質問してみた。
『あのう…
古代に存在していた
宇宙湖(うつこ)のことなんですけど…』
そうしたら
想像はしていたことなのだけれど
Uさんは
こうおっしゃった。
『私たちは、もう
宇宙湖という言葉は使いません』
彼によれば
宇宙湖は
存在しなかった、
つまり
伝説の湖に過ぎない、
と
いうことだ。
それを科学的に説明してくださった。
それは
わたしも納得が行く説明であった。
では?
宇宙湖は?
わたしの11月23日の
『宇宙湖ツアー』は?
いったいどうなってしまうのだろう?
続く…