はたして
セの海からながれ出すふたつの川は
富士山の北東に存在していたといわれる
宇宙湖(うつのうみ)は
ほんとうに存在したのでしょうか?
古い地図には出てきますが
その地図が描く根拠は
現在のところ、証明されておりません。
宇宙湖古地図で検索すると
こんな地図がでてきます。
こちらからおかりしました。
宮下文書と富士王朝のことは
こちらのブログさんに詳しく書かれています。
おそらく宮下文書(みやのしたもんじょ)
の記述を元に後世に作成された地図なのですが
たくさんの噴火を繰り返し
そのときは山梨県側の噴火が多かったのです。
この古い地図は
平安時代以前の地図とされています。
セの海は地図の西側に存在し
西暦864年の噴火で三つに別れた、とされていますが
三つの湖、西湖、精進湖、本栖湖のうち
本栖湖だけはすでにこのとき別れていた。
本栖湖がいつの噴火でセの海から別れたのかは、現在のところわかっておりません。
河口湖にあたるところに
小舟湖という湖があり
河口湖は三千年前には今と同じ大きさで存在していた、という説があり
だとしたら、この小舟湖がやはり河口湖なのでしょうか?
セの海からながれ出すふたつの川は
この地図によると
太田川と浅川。
現在の自然科学では、太田川の存在は完全に否定されていますが
セの海と小舟湖の中間にあたるあたりに
大田和という部落があり
(地元の人たちは『おおわら』と発音します。)
その地名の根拠にあたると思われていたのですが。
浅川のほうは現在地名としても残っており
御坂の山から河口湖に注ぎ込む川とその周辺地区の名となっています。
昨日.お祭りだった白山神社も、この浅川地区にあります。