「今日のために作った」
というハッピ。
FQの意気込みは
すごいです!
さて
三合目から再びゆっくり登っていきます。
お昼の場所が三合目の予定だったのに
無線でなんの連絡もないので
そのまま上がることになりました。
そうしたら
社長がいる一斑が
思ったより健脚の社長のペースにはまってしまい・・・
なんとすでに
四合五尺を目指しているのだと・・・・
慌てて
わたしたちの2班は
あまり間をあけるわけにもいかず
四合目まで頑張って上がって
そこでお弁当を食べることになりました。
すっかり整備された
この吉田口登山道。
世界文化遺産の構成資産として
登山道が入っているのはここだけ。
この登山道の整備にかける
富士吉田市の心意気がすざましいものがありました。
こんなにお金をかけてしまって
世界遺産にならなかったらどうしちゃんだろう・・・
心配になったこともありました。
富士山
吉田口四合目
大黒天
お弁当休憩を20分にして
また登り始めます。
登山道はほとんどが森の中なので
富士山山頂や空のようすがわかりません。
しかし
ところどころで
朝見えた富士山の笠雲のようすが感じられました。
三合目から五合目に登るあいだには
このような
古い噴火のあと
「古富士泥流」を見ることができます。
およそ三万年前の噴火のあとというわけです。
これは圧巻!
四合五尺の
御座石に到着です。
これが御座石です。
これも古い時代の溶岩が押し上げられたあとなのでしょう。
古富士のものなのかどうかは
わかりません。
登山道のようすも
登り始めとずいぶん違います。
活火山・富士を感じることができます。
小屋の手前に
木の鳥居があるのがわかりますでしょうか?
「たばこ屋」の看板あり。
この看板も今年になって
新しく整備されたもの。
御座石から五合目の佐藤小屋まで
昭和39年にスバルラインが開通するまでは
18軒の山小屋や茶店があったというので
驚きですね。
たばこ屋も貴重だったのでしょう。
不思議な雲が空を覆っています。
佐藤小屋まで
あと一息!という
「雲切り地蔵」
雲を払ってくれる
ありがたいお地蔵様だったのでしょう。
中宮に到着。
ここは
五合目とは
名ばかり。
ここから佐藤小屋(天地の境)までには
30分は上がることになります。
表題の木山三里なのですが・・・
富士山は
草山三里(浅間神社からの茅(ススキの原))・・・人里
木山三里(五合目、森林限界までの樹林帯)・・・獣の住まうところ
焼山三里(五合目より上)・・・神々がすまうところ
そのようにして
江戸時代までは
明確な住み分けがありました。
2013年
世界文化遺産に登録された今年になってみると
気がつけば
すべて
まるで人間の遺産のようになっていることが
少し
哀しいですね。
つづく