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フジヤマに登る 0706

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先ほどから

河口湖畔で花火がバンバン上がっていた。


7月6日

夜8時


なんの花火なんだろうね?


わたしたちにはわからない

(知らされていない)


山小屋のあかりが登山道越しについて

それはまるで北斗七星のように

夜空にラインを引いている。


明日は七夕だ!


この町は

富士山が世界文化遺産になったことで

浮かれている。


それから初めてのお山開きを向え

そして

初めての週末だ。


今日

朝七時半に五合目の駐車場が満員になった。

そして

本日五合目はほんとうにぐちゃぐちゃだった!!!


異常な事態だ。


こんなの初めてだ!

登山ガイドや、関係者は口々に叫んでいる。



さて

今日は富士登山のガイドの日だ。


といっても

わたしはネイチャーガイド。


基本、五合目より上のガイドはやらない。


今日は、イニシエの

吉田口登山道を下から

五合目まで案内する仕事である。


「富士山は、五合目より下が面白い」


これは野口健さんの口癖。


今日のお客様は

あの

(といっても、地元の人しか知らないが)

FQの社員140名を

吉田口登山道をご案内する。


世界遺産記念のツアーとのこと

皆、はちまきを占めて

ハッピを着ている。

そして

なんと社長も登山されるのだそうだ。


朝8時

中の茶屋集合



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ここは今年から

富士吉田市が無料の休憩所として

リニューアルしてオープンした。



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富士講の石碑群


中も綺麗になり

木の香りが気持が良い。



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9時より

中でガイド8名が打ち合わせ。


FQ社員140名が4班に分かれて

2名づつのガイドで案内することになった。


すると

黒塗りの乗用車とものものしい黒スーツの方がたが

あわただしく動いた。


社長の登場だ。



トヨタマヒメ富士日記

登山ということで

思い切りラフな服装の若社長(左)と

富士山自然学校のごうりきさん(右)が

打ち合わせ。

9:18


中の茶屋から社員たちは

中型バスに乗り換えて

「馬返し」まで移動。

わたしたちガイドも同乗する。

ここで自己紹介。


「馬返し」がツアーのスタートとなる。

準備体操のち

いよいよ五合目を目指し

イニシエの登山道を登っていく。



トヨタマヒメ富士日記

最初の鳥居。

10:08

両側の狛犬ならぬ「狛サル」



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これはなんどか

紹介をしています。

富士山は辛申(かのとさる)の年に

突如として出現したという言い伝えに基づいて

申(猿)は富士山のご眷属とされている。


わずか15分ほどの登りで

最初の一合目に到着する。


鈴原天照神宮

10:23


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さらに一回の休憩を入れて

二合目の

御室浅間神社に到着

11:03


トヨタマヒメ富士日記


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ここまでは春にTさんご夫婦を案内しています。

そのときの記事。

http://ameblo.jp/mizunotunagari3776/entry-11520291481.html http://ameblo.jp/mizunotunagari3776/entry-11520315562.html





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分岐の細尾林道との交差点で

トイレ休憩。

11:21


そして

三合目に到着だ。

11:36

三軒茶屋

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ここで昼食をとるはずだったが

ペースが速いので

そして、社長が一般の先頭で飛ばしているらしいので

(ものすごい健脚だそうだ)

昼食場所を変更することになった。

やれやれ・・・


ところで

北口本宮浅間神社から富士山に

少し登ったところにある

パインズパークという公園で

クマの目撃情報があったため

猟友会が鉄砲を持って

多数諏訪ノ森の奥に入っていった。


土日でごった返している

観光客や登山客が襲われたらたまらないとのことなのだろう。


なんだか本末転倒な感じがした。


おやまは誰のもの?


少なくとも、人間のものではない。


ゼロ合から五合目までの森林地帯は

獣や鳥や虫たちの世界だ。


そこをわたしたち人間がおじゃまさせていただいているんだ。


突然わたしたちの家に

他の生き物が入ってきて

「わあ!人間が出た!」とさけんで

次は鉄砲を持って殺しにくる。


そんなのおかしいし

そんなことはやってはいけないのに

わたしたち人間は

それをやっている。


もう少し謙虚に生きたいものだなあ。


富士山はそこに住まう獣、野鳥、虫たち

木、草、苔や微生物にいたるまで

こよなく愛していると感じるんだ。


それが富士のおやまの気持ち、

そう思うのです。




あらら

話しが変わってしまった!



さて

三合目から上は

また続きを書きますね。
















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