ここだけが違う
特別は場所、ということに
この日、
認識できたのは
幸せです。
富士講由来の
伝説の領域ではなく
火山学的調査の一行に加われたことで
ここの特異性が浮かび上がって来ました。
噴火口。
ここの不思議は
溶岩に、発泡がないこと。
つまり青木ヶ原溶岩流などの玄武岩ではなく
流紋岩ではないか?の推理がなりたつ。
流紋岩は
ケイ素が花崗岩よりさらに多く
水晶などと近い素性。
つまり
つまり
宇宙のエネルギーをキャッチ出来るってこと?
ここが不思議なのは
この日訪れた、四つの噴火口のうち
ここだけに紫の光が訪れることだ。
そして
空を見上げると
雲の流れが全然違う。
特別な場所。
『水の音がする!』
最初に気がついたのは
誰だったかしら、
本当だ!
溶岩は水を浸透させてしまい
水たまりも出来ないのではなかったか?
しかし
ここの苔は
夥しいほどの水を含み
さらに
水の滴る音?
うわ!
氷があるよ!
やっぱり
氷の池だ。
水を飲みにきた
鹿か羚羊の足跡がついていた。
噴火口調査隊も
さすがにこの場所では
神妙な面持ちになった。
さあ
もう一つの噴火口に向かいます。
わたしには初体験の
こちら、氷池と双子の噴火口。