三日前の話です。
富士山北麓
鳴沢村の例によっての
不法投棄現場には
忘れ去られた
桑の大木が
その実をたわわに実らせていました。
この辺りも
富士山の溶岩地帯で土地が痩せていて
田んぼも畑も出来なかったので
桑畑にして、養蚕を営んでいたのでしょう。
第二次世界大戦後は
しばらく日本は絹の輸出国となり
外貨を稼いでいたようなのですが
やがて、人絹と呼ばれる化繊が外国から入って来ました。
高度成長と合間って
いつしか養蚕をやめてしまい
やがて
桑畑は重機で客土(山の土を切り崩して運ぶこと)してしまい、
畑にとって代わられた。
所々に大きくなった桑の大木が残った。
お蚕さんを祀る祠がどこにでも点在し
機織りの神様などと関わりも深いので
とても興味深いのですか、
なぜか、この日は
『扶桑』
という言葉が浮かんだのです。
ふそう、って
なんだ?
どういう意味なのかしら?
桑と関係あるのだろうが
扶、って
どんな意味があるの?
家に帰ってから
調べてみました。
東方海上にある
島国?
または巨木?
桑の大きく広がった大木であるとも。
山海経という古い中国の文献に
『扶桑』は
出てくるらしい。
そして
さらに、気になる記述を発見した。
烏が乗る10の太陽という話は、三足烏の神話と共通である。』
太陽はみな、烏を載せている?
これ
昔みた夢と同じだ。
ダイアモンド日食を見て
日輪、日輪、と叫ぶと
その輪に烏がたくさん止まっていたんだ!
夢の鳥はシルエットで
その鳥が三本足の記憶は無いけれど。
ん?
三本足の烏は
聞いたことがあるぞ?
扶桑➡
三本足の烏!
そういえば
養蚕は、中国から日本に伝わったとされるが、
逆に日本から中国に伝わったのだと
最近どなたかから聞いたような。
何だか
何だか
妙な方向に
行ってしまったみたい。
来週は七夕もあることだし
もう一度
織姫さまに戻ってみようか。